「日本人は改善は得意だが、イノベーションを起こすのは苦手」という意見をよく見かけます。本当にそうでしょうか?
最近の事例を思い浮かべると、アップル社のiPhoneやiPadしかり、テスラ・モータース社の電気自動車しかり、世界を席巻するようなイノベーションは海外発が多いようです。もちろん日本発のものもありますが、その数は海外の企業よりも少ないといえるでしょう。
(1/4)
歴史を振り返れば、日本企業のイノベーションの事例はたくさんあり、日本人は元来、創造性を持った民族といえます。それなのにイノベーションを起こす力が弱まっているのは、組織に問題があるのかもしれません。かつての日本企業では、豊かな発想やアイデアに富んだ少数の個人がその力量を発揮して、画期的な製品やサービスを開発していました。しかし最近では、そのような個人がいたとしても、組織のなかで力を発揮できない、あるいは組織がそのクリエイティビティを引き出せていないという状況に陥っています。
(2/4)
ITの驚異的な発達で情報量が爆発的に増大していく現代においては、仕事に関わるスキルや方法論も驚くほどの早さで陳腐化していきます。日本企業の強みである組織の「一体感」や「仲間意識」が、スピード化の時代に必要な「オープン性」「多様性」をスポイルしている可能性があるのかもしれません。
(3/4)
イノベーションを起こすには、多様な価値観や情報のなかから新たな価値を創造する力を持った「アーキテクト」の存在が不可欠です。危機意識を持つ企業は、アーキテクトを育てるために過去の技術資産やリソースを活用し、多様性を損なわない組織運営を模索しはじめています。クワンタムソリューションは、「SORA」という独自のアーキテクト育成ソリューションを提供することで、企業のイノベーション実現に寄与していきます。
(4/4)
日本のエンジニアの底上げ、新たな付加価値を生むスーパーアーキテクトの育成支援を目的としたエンジニアの育成サービス、モノ作りの仕組みを改善するソリューションを提供します。